独ベルテルスマン、仏民放大手M6グループを売却か

独メディア大手ベルテルスマンが、傘下の仏民放大手M6グループの売却を検討していることが1月29日に報じられた。M6グループの直接の親会社であるRTLグループ(ベルテルスマン子会社)は、株主のための価値創造につながるあらゆる可能性を検討するとコメントし、売却に応じる考えがあることを確認した。
ベルテルスマンはこれまで、M6グループの売却を拒否してきたが、去る11月に米出版社サイモン&シュスターの買収(21億7000万ドル)を決めて以来、一括売却であるなら売却に応じる方針に軌道を修正したという。M6グループの時価総額(2月1日に18億ユーロ)以上であることが売却の条件とされる。
M6グループは、M6を中核とするテレビ局グループと、RTLを中核とするラジオ局グループからなる。1-9月期の売上高は8億5610万ユーロで、新型コロナウイルス危機の影響もあり、前年同期比で15.2%の後退を記録していた。M6グループには、ボロレ氏が所有するビベンディ(傘下にカナルプリュス)、民放最大手のTF1(ブイグ・グループ傘下)、ドライ氏が所有するアルティス・ヨーロッパ(通信SFR、ニュース専門テレビ局BFM TVなど傘下)がそれぞれ関心を示しているが、いずれも規制上の問題(メディアの集中排除規則など)をクリアすることが課題になる。