ワクチン2回接種の間隔、拡大が断念に

ベラン保健相は26日、ワクチン2回接種の間隔を、従来方針の通りに21-28日間に留めると発表した。当局機関のHAS(保健高等機関)が42日間まで間隔を広げることを提案していたが、これに従わないことを決めた。
ワクチン不足の懸念が広がる中で、HASは、2回接種の間の間隔を42日間まで広げれば、1回目接種済みの人の数を増やすことが可能になり、集団免疫力の形成を加速することができると提言していた。その一方で、ワクチン接種で先行しているイスラエルの例では、60才超の層で、2回接種前の人の有効率は33%と、当初見込みの50%を下回る水準に留まったといい、政府は、接種者数の増加を加速するよりは、接種者の効果を最大化する方が得策と考えて、間隔の維持を決めた。
この決定を踏まえて、全国の接種会場には、2回目接種の人の受け入れを優先するよう指令がなされた。27日時点で国内のワクチン在庫は80万回分だが、ベラン保健相は、2回目接種の優先の方針もあり、一部の県では1回目接種の予約者に接種ができない状況が生じていることを認めた。保健相は、そうした場合の予約の延期などの対応をスムーズに行えるような体制作りを約束した。
これと関係して、欧州連合(EU)では3番目に認可されるワクチンとなる見込みのアストラゼネカ社のワクチンについて、同社による納入遅れが出る見通しとなっていることが物議を醸している。26日に保健省が発表したところによると、3月末までに納入されるのは460万回分で、契約上の1750万回分の26%に留まるという。