ビベンディ、スペインのプリサの株式10%弱を確保

仏ビベンディ(メディアなど)は22日、スペインのメディア大手プリサの7.6%株式を取得したと発表した。ビベンディは続いて、25日には出資率を9.9%へ引き上げた。投資額は7000万ユーロに上った。
プリサは日刊紙エルパイスやラジオ局カデナSERなどを傘下に収める。ビベンディはこの出資により、プリサに取締役1名を送り込み、手薄だったスペインのメディア市場において、状況を把握するための足場を確保する。
ビベンディはこの出資を、盟友であるアンバー・キャピタルのウグルリアン会長を支援する目的で行った。ウグルリアン会長はフランス人で、英国籍のアンバーを通じて、ビベンディとの協力関係を築いている。両社は特に、仏ラガルデール・グループの株式を合計で43%確保し、実業家のベルナール・アルノー氏(LVMHのCEO)と結んだアルノー・ラガルデールCEOに対して揺さぶりをかけてきた。スペインでは、アンバーがプリサの経営への介入を目指して2016年以来、働きかけを行っているが、今のところそれに成功していない。ビベンディを援軍に得て、また、ビベンディに近い関係にあるスペインのテレフォニカ(通信)の力も借りながら、状況の打開を狙う考えとみられる。