マクロン大統領、大学生向けの支援措置を予告

マクロン大統領は1月21日、パリ・サクレー大学を訪問した機会に、大学生向けの支援措置を公表した。
大学はリモート教育が原則になっているが、大学生らはこれに根強い不満を示している。新型コロナウイルス危機の中でアルバイトの職がなくなり、収入を失って貧困化する学生も多い。社会的な接触を失って精神が不安定になる者も増えているといい、自殺未遂事件も複数発生している。大統領はこうした不満の声に配慮して、支援措置を公表した。
大統領はまず、学生食堂の料金引き下げを予告。これまでは奨学生に限定されていた1食1ユーロの料金をすべての学生に適用すると予告した。大統領はまた、すべての学生について、週1日の登校を認めると予告。大学の受け入れ人数の上限を20%に制限しつつ、希望するすべての学生について、週に1日は登校して勉学できるようにすることを約束。具体的な体制については各大学に組織を委ねるとした。政府はこれまで、1年次学生に限り、小人数クラスでゼミ形式の授業再開を認めることを決めており、それに加えて追加の緩和となる。大統領はさらに、大学生のメンタルケアを目的に、精神科医による診察を提供すると予告した。具体的な詳細は明らかにされていないが、3回の診察を、当人の希望か、近親者等の請求により無料で提供する措置になる見通し。