ワクチン接種の一般向けキャンペーンが開始に、75才以上の高齢者など対象

フランスでは1月18日に、一般対象の新型コロナウイルスワクチン接種のキャンペーンが始まる。75才以上の高齢者と、一部の疾病のためにリスクが高い人を対象に、全国833ヵ所の会場を通じて接種を行う。
フランスではこれまで、高齢者施設の入居者とスタッフ、次いで、50才以上の医療関係者の順でワクチン接種を進めてきた。今回初めて、広く一般の人を対象にした接種が開始される。対象となる75才以上の人は約500万人、リスクが高い人(がん患者、化学治療を受けている人、腎機能が慢性的に低下している人、臓器移植を受けた人など)は80万人程度に上る。なお、17日までに接種を受けた人は累計で42万2000人となっている。
全国833ヵ所の会場のリストは、政府が用意したサイト(sante.fr)に掲載されている。対象者は各会場に電話にて連絡して予約を取るよう推奨されており、連絡ができない場合には、サイト上のリンクを辿ってインターネット経由の予約(Doctolibなど3業者が受託運営)を利用するとよいという。ただ、申し込みは多く、予約を取るのが困難なケースが多く報告されている。なお、17日に発表された世論調査(IFOP社実施)では、国民の54%がワクチン接種を受けたいと回答。この割合は、12月時点から15ポイントの大幅上昇を記録しており、過半数を超えた。
政府は、新たなキャンペーンで1月中に100万人を、2月末までには240万から400万人を達成することを目指しているが、接種の成果はワクチン入荷のペースに依存する。米ファイザーは15日の時点で、欧州におけるワクチンの供給が3-4週間遅れると予告して懸念を引き起こしていたが、16日には、「7日までの遅れ」に留まると発表を修正している。