著作権協会SACEM、今年に30%程度の減収

フランスを代表する著作権協会であるSACEMは2020年に25-30%の減収を記録する見通し。新型コロナウイルス危機に伴うディスコの閉鎖やコンサート・フェスティバルの中止、映画館やレストラン・バーの閉鎖などの影響を受けた。なお、2019年の収入は11億2000万ユーロに上っていた。
SACEMは、楽曲と著作を対象に著作権料を徴収している。会員数は18万5000人に上る。ストリーミングでは、楽曲と映画・ドラマのいずれも利用が拡大して徴収額も増加したが、全体の落ち込みを補填するには至らなかった。ラジオ・テレビからの徴収には、懸念されたほど大幅な後退は見られなかった。
収入の後退に対応して、SACEMは人員削減に着手。無期契約による従業員1300人のうち150人までを自主退職にて削減することを決めた。これによる経費節減の規模は1600万ユーロに上る。SACEMはその一方で、収入減に苦しむ会員向けに4300万ユーロの支援を行うことを決定。500-5000ユーロの援助金の支給と、2022年以降に5年分割で返済可能な融資を提供する。