製糖大手テレオス、「反乱派」が経営を掌握

製糖大手テレオスで18日に経営人事の見直しが決定された。「反乱派」の役員が多数派の擁立に成功し、監査役会のジャンシャルル・ルフェーブル会長と執行役会のアレクシス・デュバルCEOが共に解任された。後任の監査役会会長には「反乱派」を率いたジェラール・クレー氏が、CEOにはフィリップ・ドネナル氏がそれぞれ任命された。
テレオスは、クリスタル・ユニオンと並ぶフランスの製糖大手の1社。ベガンセーなどのブランドを展開している。協同組合組織の上部持ち株会社の形を採用しており、相次ぐ買収により企業規模を拡大してきた。解任されたデュバルCEOは、テレオスの核となった企業の創業者の3代目で、2012年にCEOに就任。国際事業の強化で企業規模をさらに大きくすることに成功したが、その裏面で債務は25億5000万ユーロまで増大。数年前から経営方針を巡り「反乱派」が形成され、主導権争いが続いていた。暗闘の末に、クレー氏ら3人の反乱派の監査役は、「名誉棄損」で2019年6月に有罪判決を受け、経営陣はその締め出しに着手したが、法廷闘争の末に、17日の時点で、サンリス地裁が経営側の訴えを退けて3人の監査役の解任を棄却、これで、差し止められていた監査役会の招集が可能になった。もともと監査役会における勢力はかなり拮抗していたが、クレー氏が率いる勢力は、監査役を構成するサトウダイコン農家の勢力のとりまとめに成功して多数派を擁立、逆転勝ちで現行経営陣を追い落とした。