新型コロナウイルスの予防接種、12月最終週に開始へ

カステックス首相は12月16日、国会答弁の機会に、新型コロナウイルスの予防接種キャンペーンを12月最終週にも開始すると予告した。欧州連合(EU)における承認の手続きが早まったことを受けて、当初予定の1月から繰り上げてキャンペーンを開始する。
欧州医薬品庁(EMA)は21日に会合を開き、ファイザー・ビオンテックのワクチンを承認する見通し。仏国内ではこの後、当局機関の答申を得て正式に認可される。ベラン保健相は、27日(日)か28日(月)には接種を開始できるとの見方を示した。
接種はまず、高齢者施設(EHPAD)の入居者とそのスタッフを対象に行われる。この段階で100万人分のワクチンが用意される。続いて、2月から3月にかけては、次の優先対象である1400万人が予防接種の対象となる。75才超、65才超、50才超の医療スタッフでリスクが高い人、の順番で接種がなされる。最後に、春季末をめどにそれ以外の層(子供を除く)を対象にした接種が行われる。
接種は無料で、義務付けはなされない。接種に当たっては、リスクに関する十分な理解を踏まえて本人が同意することが条件となるが、高齢者の場合にはそうした同意を得るのが困難な場合があるとの指摘もある。