マルセイユのリュビロラ市長が辞意、後任にはペイヤン筆頭助役

マルセイユ市のリュビロラ市長が15日、辞意を表明した。健康上の理由で市長職を退く。後任には、ペイヤン筆頭助役を推薦、自らは入れ替わって筆頭助役に就任する。21日に開く市議会で投票がなされる。
リュビロラ市長は64才。地元のブッシュデュローヌ県議会議員から市議会選に立候補した。環境派政党EELVの所属だったが、EELVから一時離れて、社会党を含む左派勢力を糾合した候補リストを率いて選挙戦に臨んだ。マルセイユでは、ゴーダン市長による保守市政が25年間続いていたが、初めて環境派の市長が誕生。マルセイユ市で女性市長が就任するのもこれが初めてだった。
リュビロラ市長は就任後にEELVと和解し、同党所属に復帰していた。しかし、これまでリーダーシップを発揮する局面はなく、病気の治療のため外科手術を受けて1ヵ月間に渡り休職、政治のプロである社会党所属のペイヤン筆頭助役に主導権を奪われたままの格好になっており、不仲説も一部に囁かれていた。
21日の投票ですんなり市長交代が決まるかどうかは微妙で、寄り合い所帯であるリュビロラ市政に加わっていた小政党が揃って賛成票を投じないと、後任市長の信任は得られない。左派陣営内で市長就任を狙う対立候補が出現する可能性も否定できない。