パリ・メトロ14号線、北側延伸部分が開業

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パリ・メトロ14号線の北側延伸部分が14日に開業した。カステックス首相、イルドフランス地域圏(パリ首都圏)のペクレス議長、パリ市のイダルゴ市長が列席して開通式が同日に開かれ、ただちに営業運転が開始された。
14号線は自動運転路線で、これまではサンラザール駅からパリ南部のオランピア―ド駅までが完成していた。今回開業したのは、サンラザール駅から北に続く5.8kmの区間で、ポンカルディネ、ポルトドクリシー(2021年1月にオープン予定)、サントゥアン、メリドサントゥアンの4駅からなる。パリ市外となるメリドサントゥアンからサンラザール駅までは13号線が別に結んでいるが、13号線はパリ・メトロの中でも最も混雑が目立つ路線であり、14号線の延伸により混雑緩和の効果が期待される。ピーク時には85秒間隔で運行され、120メートルで1000人を運べる新車両MP14も投入され、輸送力が増強された。
北側延伸の投資額は15億ユーロに上る。さらにサンドニ・プレイエル駅までの延伸が2024年に完成する予定。