15日付のロックダウン緩和、予定より小幅に

カステックス首相は10日夕に記者会見を開き、15日付で予定されるロックダウンの緩和について発表した。足元で新型コロナウイルスの感染状況が悪化の兆しを見せていることを踏まえて、予定よりも小幅な緩和に留めることを決めた。
15日付で、外出制限は解除され、自主申告型の証明書の携行の必要はなくなる。ただし、同時に、20時から6時まで時間帯について夜間外出禁止措置が導入される。この時間帯に外出する者は事由を明記した自主申告型の証明書の携行が義務となる。夜間外出禁止措置は、再ロックダウンの直前まで適用されていたが、当時は21時以降となっており、今回は一段と条件が厳しくなった。さらに、当初の予定では、劇場、映画館、美術館・博物館、動物園、体育館等の施設が営業を認められることになっていたが、これは見送りとなり、再オープンの日程は1月7日と定められた。これも、その頃までに感染状況が十分に改善していることが条件となる。飲食店等の再オープンの日程は1月20日だが、こちらも直前に再審査が行われる。
半面、地域圏外に出る移動を原則禁止とする措置は15日付で解除される。これで帰省への制限はなくなる。また、クリスマスイブからクリスマスにかけての夜については夜間外出禁止措置が例外的に解除される。ただし、大晦日の夜については解除せず、夜間外出禁止措置の適用を継続する。カステックス首相は、クリスマスなどの私的会食について、成人について6人までとする勧告を守るよう呼びかけた。他方、外出制限の解除に伴い、通勤のための移動に証明書は不要となるが、可能な限りで全面的にテレワークを優先する旨を定めた勧告は維持される。
ベラン保健相は、クリスマス前の安全確認を目的とする検査受診について、推奨しない考えを表明。検査の混雑を招く上に、陰性が出たから安全確実と考えて、感染防止の努力を怠るようでは本末転倒だと説明した。