シャルルドゴールの後継空母、再び原子力推進を採用

マクロン大統領は8日、ルクルゾ市の原子力産業拠点を訪問した機会に、次期空母の建造計画について発表した。2040年頃に退役する現行空母「シャルルドゴール」を後継する空母の仕様を決め、これを発表した。
次期空母はシャルルドゴールと同様、原子力推進となる。全長300メートル、重量7万5000トンと、シャルルドゴールの4万2000トンに比べて3割程度大きくなる。30機の戦闘機を搭載。当初はラファールを乗せるが、その後は独仏による共同開発が進められているSCAFに更新される。SCAFは重量が大きくなるため、空母もスケールアップする。速力は27ノット、乗組員は2000人(うち500人はパイロット)と、その他の規模は維持される。
スケールアップにより、推進力は増強される。シャルルドゴールはK15と呼ばれる出力150MWのモジュール型原子炉2基を搭載しているが、次期空母には出力220MWの「K22」が2基搭載されることになる。出力の大きい新原子炉の開発は技術的な挑戦になる。K15と比べて、K22は燃料装荷から10年間は運転を継続でき(現行原子炉は7-8年間)、最低でも65%の空母稼働可能率を確保できる。全体として、原子力推進部分は総コストの20-25%を占めることになる。
2021-25年までに9億ユーロを支出し(うち1億1700万ユーロを2021年中に支出)、調査・設計作業が開始される。2036年の完成、2038年の就役開始を予定する。総費用は50億ユーロ以上を見込む。船体はサンナゼール造船所で建造され、原子炉の開発・製造はナバル・グループとテクニカトムが担当する。