政府、都市型農業プロジェクトを支援

政府は7日、都市型農業のプロジェクトを支援する「カルティエ・フェルティル」の最初のプロジェクト募集の結果を発表した。27市のプロジェクトを選定した。
このプロジェクト募集は、政府機関のANRU(都市刷新庁)の主催で行われた。都市部の庶民地区を中心として、産業跡地の再利用などの場合を含めて、土地の有効活用を通じた都市型の農業生産の振興を図るのが狙いで、2-3年後に採算性を確保でき、雇用創出にもつながるプロジェクトを選び、支援を提供する。全体として3400万ユーロのファイナンスを提供。当初の予定は2100万ユーロだったが、これに新型コロナウイルス危機に伴う経済対策から1300万ユーロを充当し、全体の規模を3400万ユーロにかさ上げした。
選定されたプロジェクトの発表は、ドノルマンディ農相らがサンドニ市(パリ北郊)の問題地区における農業プロジェクトを視察した機会を利用してなされた。選定されたプロジェクトのうち半数はパリ首都圏に所在。プロジェクトの種類は様々だが、マルセイユ近郊のラサビーヌ市のプロジェクトの場合は、産業跡地に青果栽培とヤギ飼育場(100-150頭)、共同菜園を整備するという趣旨。パリ郊外ミュロー市では、ショッピングセンターの屋上部分に農場を整備、同じくパリ郊外のサルトルービル市では、廃駐車場を利用して水耕栽培を行う計画となっている。2回目のプロジェクト募集は2021年4月の予定で行われる。