新型コロナの感染状況、改善遅れる:ロックダウン次期緩和は見直しか

政府は7日、新型コロナウイルスの感染状況の改善が不十分だとする見解を示した。このままだと、15日に予定されている再ロックダウンの2段階目の緩和の実現が難しいとした。政府は9日に会合を開いて対応を協議する。
10月末の再ロックダウン開始を経て、感染状況は11月初頭を境に顕著な改善に転じていた。ただ、足元の改善状況は顕著に減速している。1日当たりの感染確認数は12月3日時点で8323人(直近1週間の平均)となり、前週比で16%減を記録したが、この減少率は、その前の週には34%に達しており、ここへ来て減少の勢いは鈍った。マクロン大統領は、12月15日に第2段階の緩和を決める上での条件として、1日当たりの感染者数5000人、集中治療室に入院中の新型コロナウイルス感染症患者数3000人の達成を挙げていたが、後者(現在は3210人)についてはまだしも、前者については達成できない公算が強まっている。人口10万人当たりの感染者数も全国で100人を超えており、グランテスト、オーベルニュ・ローヌアルプ、ブルゴーニュ・フランシュコンテ、オクシタニー等の地域圏では150人にも上っている。
政府諮問委の有識者委員会は以前から、感染確認数5000人以下の達成は1月以降になると予想していた。足元の鈍化については、商店の営業再開を経てクリスマスに向けた買い物をする人が街にあふれていることと関係があるとする見方も出されている。政府がどのような決断を下すかはまだわからないが、15日付で予定されていた美術館・映画館・劇場等の再開を見送るなどの部分的な修正が加えられる可能性が有力視されている。