パリと郊外を結ぶ自転車専用レーン、整備事業が始まる

パリと郊外を結ぶ通勤用の自転車専用レーンを整備する構想が進められている。12月初頭に関係自治体が集まる会議が初めて、リモート方式にて開催された。2021年に整備事業に着手し、全部で9路線を整備する。2022年にも最初の区間が開通する見通し。
最初の会合では、全部で5路線のルートが決まった。郊外連絡列車の路線を参考にしてルートは決定されており、RERのA、B、Dの各線に大まかに沿った3路線と、パリを一周する環状路線と、パリの外周(副都心ラデファンスなど含む)を大きく一周する環状路線の2路線、合計5路線のルートが決まった。2021年中にレーンの幅などの仕様を決定し、2022年中にも部分的な開通を予定する。5路線の全線開通は2025年になる。次いで2030年までに5路線の延伸区間を整備、残りは2030年以降に完成させる。
専用レーンの整備構想は市民社会が以前から提案していたものだが、新型コロナウイルス危機を経て、公共交通機関の混雑緩和の有効な手段と認められるに至り、実現に向けた弾みがついた。調整の下で地元自治体がそれぞれ整備事業を進めて、断続的に完成へ向かう形となる。イルドフランス地域圏(パリ首都圏)は全費用のうち60%を補助金の形で支援。2030年までの総費用は5億ユーロを予定し、地域圏はうち3億ユーロを負担する計算となる。