デジタル医療キャンパス「パリサンテ・キャンパス」の整備事業が発表に

マクロン大統領は4日、パリ・ネケール病院を訪問した機会に、医療・保健分野の研究開発推進策を公表した。同分野における自立性を高め、国家主権を防衛する目的で、研究開発を強化して先進性を高めることへの意欲を示した。
具体的には、パリ市内のバルドグラス陸軍病院の跡地に、「デジタル医療キャンパス」を整備する方針を公表。この施設は「パリサンテ・キャンパス」と名付けられ、7万5000平方メートル分を2028年までに整備する。予算は官民合わせて4億ユーロを予定。まず、新型コロナウイルス危機の経済対策の枠内で向こう2年間に4500万ユーロを支出。次いで研究大綱法の枠内で1億8000万ユーロを支出する。残りは民間のパートナーからの拠出で賄う。2021年から5年以内に、公的研究機関のINSERM、パリ大学PSL、AP-HP(パリ首都圏の公立病院連合組織)が入居。また、保健省のデジタル部門と、医療分野のデータの公的プラットフォームであるヘルスデータ・ハブが入居する。医療とデジタル技術の接点となる分野での研究開発の推進と起業の促進などを目指す。