カラスによるゴミ回収、新鋭装置の試験導入始まる

カラスに吸い殻等を拾わせて掃除をさせることを目指した装置の試験導入がストラスブール市で始まった。4ヵ月間に渡り、カラスたちの行動を観察した上で、実用化の是非を判断する。
カラスを調教してゴミを拾わせるという試みは、フランスでもピュイデュフー(テーマパーク)が実行して成果を挙げている。今回の装置は、調教によらずに自動的に条件付けを行える点が新機軸となる。装置は、マルセイユのベンチャー企業Birds For Changeが開発。鳥が装置内に物体を入れると、内部のカメラが物体を撮影、AI(人工知能)のアルゴリズムが分析の上で、規定のカテゴリーのゴミ(吸い殻、プラスチックなど)であることを確認、その場合には、餌が褒美として出てくる仕掛けになっている。CNRS(国立科学研究センター)がこの装置の有効性を実証する目的で、ストラスブール市内の試験設置を決めた。社会性が高いミヤマガラスの群れなどで試験し、餌の獲得に成功する仲間を見て、ゴミ収集の輪が広がるという好循環が確認されるかを調べる。