パリの老舗書店ジベール・ジューヌ、閉店に

パリのカルティエラタンにある老舗書店ジベール・ジューヌが3月に閉店となる。ジベール・ジューヌは、セーヌ川に近いサンミシェル広場に本店を置き、教科書や学生用の学術書籍を中心に販売。後述のジベール・ジョゼフと同じく、新品と古書を並べて販売する点に特徴がある。もとはジョゼフ・ジベールが1888年に設立した書店だったが、ジョゼフの死後、1915年に兄弟間で対立が起こり、のれんを引き継いだ「ジベール・ジョゼフ」(カルティエラタンのサンミシェル大通りで現在も営業)と、「ジベール・ジューヌ」に分裂。交流を断ったままで100年余りの間、並立を続けた。インターネット時代に乗り遅れたこともあり、2017年に「ジベール・ジューヌ」は倒産。この時に、ジベール・ジョゼフが買収に応じて、ジベール・ジューヌ店は営業を続けたが、その後は「黄色蛍光ベスト」の抗議行動に始まり新型コロナウイルス危機に至る逆風の中で経営状態は悪化し、閉店のやむなきに至った。