ボジョレーヌーボーが解禁、今年は新型コロナでイベント中止

ボジョレーヌーボーは今年も、11月の第3木曜日である19日の午前0時に解禁された。今年は新型コロナウイルス危機を背景に、国内でお馴染みのイベントは中止された。
今年のボジョレーヌーボーの生産量は12万5000ヘクトリットル相当で、前年比で3%減となっている。キャッシュ&キャリー大手のメトロは、50万本の仕入れを維持して務めを果たしたと強調。国内では外出制限が再導入され、飲食店の営業が禁止されているため、飲食店向けの販売は途絶えたが、1万2000店に上る精肉店・惣菜店(営業が認められている)向けの特別キャンペーンを展開して、代替の販路を確保した。メトロのワイン・スピリッツ部門責任者を務めるラニエ氏は、ボジョレーヌーボーの場合、年を越すと商品価値はなくなる、と話しており、売り抜けが基本となる。
最初の外出制限では自宅での飲酒が増加していることから、ボジョレーワインの団体は、イベント開催に充当していた予算をソーシャルネットワーク上での広報活動などに振り向けた。ワインのECサイト「Les Grappes」では、巣ごもり需要でブームを迎えているラクレット(暖めたチーズをジャガイモやハムなどと一緒に食べる料理)用のチーズとボジョレーをセットで販売するというセールを行っている。
国内の食品小売大手は、ワインウィークが不調で在庫を抱えていることから、今年はボジョレーヌーボーの発注量を削減した。輸出市場は例年、ボジョレーヌーボーの45%を占めるが、輸出の25%を吸収する日本市場が発注を25%削減したのが打撃となっている。