10月30日に外出制限が再導入されてから1週間足らずが経過した。前回の外出制限(3-5月)時と同様、電子通信の需要は大幅増を記録している。
大手オレンジによると、固定インターネットの通信量は、平時の2割から3割増となっている。モバイルインターネットの通信量も3割増を記録した。IPTV(リニア放送)は4割増、ストリーミングの通信量も2割増を記録した。通話については、同業ブイグ・テレコムが、通話時間が長くなり、前回の外出制限時と同様の勢いで増加したと証言している。
前回の外出制限の際は、学校の授業も全面的に停止された。今回は学校が継続されており、状況はかなり異なる。それでも通信需要は大幅に増大しているが、通信事業者の側では、前回の教訓を踏まえて準備は万全に整っており、通信障害の懸念はないと自信を見せている。特に、超高速ブロードバンドの加入世帯数が、1-3月期の760万から現在では830万へと増えており、ADSLと比べて容量に余裕がある契約が増えたことも好材料となっている。