ロックダウン再導入、効果はこれから

新型コロナウイルス第2波の対策として外出制限が再度導入されたが、2日時点でその効果はまだ現れていない。同日の新規感染確認数は5万2518人を記録、死亡者数は418人に上った。入院患者数は2万5120人、うち集中治療室の入院患者数は3721人を数えた。ちなみに、第1波のピークは、入院患者数が3万2131人(4月14日)、集中治療室の入院患者数が7019人(4月8日)だった。
これとは別に、第1波の入院患者4244人(2月25日から5月4日にかけて入院)を対象に行われたコホート調査の結果がこのほど発表された。調査は主にフランスで行われ、ベルギーとスイスのデータも含まれる。これによると、患者の74%は男性で、平均年齢は63才だった。75%が太り気味以上(肥満は41%)、48%が高血圧、28%が糖尿病だった。免疫不全者は7%に過ぎない。喫煙者も4%と少なかった。全体としては、特に病気で虚弱であるというよりは、どちらかといえば平均的で、享楽的な人が多く、これは、季節インフルの患者のプロフィールとはかなり異なる。25%の患者が54%未満だった。90日後の死亡率は、全体では31%だが、調査期間の初期に入院した人に限ると42%と高く、末期に入院した人は25%と低い。この低下が、治療法の改善によるものか、病気の威力が低下したことを示すものか、またほかの要因によるものであるのかははっきりしていない。
他方、パリ首都圏で行われた別の調査からは、所得水準が低い地区ほど死亡率の上昇の度合いが大きく、所得水準が高い地区では、上昇の度合いが小さいことが判明している。今年の死亡率(すべての死因含む)を、前2年の平均と比べると、全体では死亡率は32%増加したが、パリ北郊のセーヌ・サンドニ県では全体で39%の増加を記録。一部地区では50%を超える増加を記録した。逆に、所得水準が高めの西郊においては、増加が16%を下回るところが多かった。理由としては、民衆地区ほど住環境が悪く、感染が広がりやすいことなどが考えられる。