ビオセボン、カルフールによる買収決まる

パリ商事裁判所は2日、倒産したビオセボン(Bio c’Bon)の買収者として食品小売大手カルフールを選定した。カルフールはビオセボン店舗のうち約15店舗を除く107店舗と、その従業員約1000人を引き取る。この買収に当たり6000万ユーロを投じる。
ビオセボンはオーガニック製品の専門店チェーンで、年商は1億3000万ユーロに上るが、2000万ユーロ程度の損失を記録していた。買収への関心は高く、冷食大手ピカールの主要株主であるズアリ一族、オーガニック製品販売のビオコープ、食品小売大手オーシャンが買収案を提示していたが、裁判所はカルフールを選定した。
カルフールは、2022年までにオーガニック製品で48億ユーロの売上高を達成するとの目標を設定しており、この買収でその実現に向けて大きく前進する。カルフールは現在、カルフール名義の店舗内での販売に加えて、専門店のカルフール・ビオと、2018年に買収したSo Bioを展開。専門店は現在、30店舗を数えている。これを早期に200店まで増やすことを目指している。ビオセボンは買収後もブランド名を残して展開を継続。So Bioは郊外型の大型店舗、ビオセボンは街中の中型店舗として差別化を図る。
カルフールはこの買収に総額6000万ユーロを投じるが、報道によれば、うち1500万ユーロ前後は、納入業者への未払い分の清算により吸い取られる。2800人に上る小口株主(合計で1億2000万ユーロを出資)等には1000万ユーロが振り向けられる。