ギリシャ正教会の聖職者が銃撃される事件が発生、テロ事件ではない模様

リヨン市内で31日にギリシャ正教会の聖職者が狙撃され、重傷を負う事件が発生した。警察はあらゆる可能性を排除せず捜査を進めていると発表。1日の時点で、テロ捜査当局に捜査の付託はなされておらず、通常の捜査班が捜査を進めている。
事件は31日の午後16時頃発生。リヨン市の7区にあるギリシャ正教会の教会堂前で、建物の戸締りをしていたギリシャ国籍のニコス神父が何者かに銃撃を受けた。犯人はそのまま逃走した。ニコス神父は重傷を負って病院に収容されたが、事件直後に、犯人は見知らぬ人物だったと証言したという。目撃者の描写に似た人物が、付近のケバブ料理店内で31日夜に逮捕されたが、1日時点で釈放された。事件に関係していた確証は得られなかった。
ニース市でカトリック教会が襲撃を受け、3人が死亡する事件が2日前に起こったばかりだが、警察は今回の事件について、テロ事件である可能性を排除していないものの、有力な仮説とはしていない。被害者のニコス神父は、8年前からこの教会に勤めているが、2018年には同僚の聖職者との間でいさかいがあって訴訟に発展。使い込み疑惑をインターネット上で告発したこの聖職者をニコス神父は名誉棄損で告訴し、第1審では勝訴していた。また、神父はこの教会の職務を近く退くことが決まっていた。