ロックダウン再導入、財政収支が悪化の見通し

デュソプト予算担当相は1日付に日曜紙JDDとのインタビューの中で、近く提出される第4次補正予算法案に折り込んだ財政見通しの修正について明らかにした。2020年には、財政赤字の対GDP比が11.3%まで膨張するとの予測を示した。
政府は、9月時点では同比率を10.2%まで上方修正していたが、10月以降の新型コロナウイルス第2波により風向きが変わった。大都市圏で導入した夜間外出禁止措置に続いて、前週には全国対象でより厳しい内容の外出制限(夜間外出禁止措置はこれに伴い解除)が導入され、経済への打撃が再び増大するのが確実になった。政府は、200億ユーロ規模の追加支援を約束し、これを折り込んで第4次補正予算法案を提出するが、それに伴い財政収支は悪化が不可避となる。公的債務残高の対GDP比も、9月時点の予想である117.5%に対して、119.8%まで上昇する見通しとなった。
2020年の財政赤字は2480億ユーロとなる。うち2230億ユーロが国の赤字となる(残りは社会保障会計と自治体)。予算担当相によれば、これまでのところで、新型コロナウイルスに絡んだ財政赤字の膨張分は1860億ユーロに上る。その内訳は、1000億ユーロが税収欠損、860億ユーロが対策医療費や経済支援の支出となっている。
2020年の財務状況にもまして、2021年の推移が懸念材料となっている。景気回復が当初予測を下回る水準に留まると、財政赤字の対GDP比を6.7%まで圧縮するとの予測の達成は覚束なくなる。