7-9月の失業者数、減少が継続:雇用情勢の先行きには懸念も

27日発表のポールアンプロワ(ハローワーク)統計によると、7-9月期の失業者数は平均で392万人(本土のみだと370万人)となり、前の期比で48万3000人の減少を記録した。9月に限ると1万8000人の減少を記録、5ヵ月連続での減少を記録した。失業者数は3月の外出制限導入で跳ね上がったが、これが解除された5月以来で減少に転じていた。ただ、減少の勢いは9月にはかなり鈍っており、今後に改善がどこまで続くかは疑問がある。
7-9月期の失業者数は、前年同期比では8.8%の増加を記録しており、危機の影響を吸収し終えたわけではない。とりわけ、政府が28日にもロックダウン再導入を決める見通しとなっており、その影響が懸念される。
7-9月期には、当該月に78時間未満の就労実績がある求職者(カテゴリーB)が6万6000人、それ以上の就労実績がある求職者(カテゴリーC)が39万人、それぞれ前の期比で増加している。これは、ロックダウン解除後に経済活動が回復期を迎えたことを反映した動きとみることができるが、雇用の不安定性が増大したことを示すものだとする見方もある。
その一方で、人員削減計画の数は、3月1日から10月11日までの期間に528件を数え、その対象者数は7万2500人に上っている。前年同期にこの数は295件・2万人弱であり、顕著な増加を記録している。これも今後の雇用情勢に関する懸念材料となる。