パリの「発見の殿堂」、所蔵品が競売に

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改装のために閉鎖されるパリの「発見の殿堂(パレドラデクベルト)」で11月21日に一部所蔵品の競売が行われる。収益は改装後の展示物の開発等の費用に充当される。
競売は21日の17時から、「発見の殿堂」内で開催される。この施設は、1937年に開催された万博の際にオープン。グランパレに併設される形で整備され、科学知識を模型等の展示物を通じて一般の人々に説明し、科学に親しんでもらうことを目的としている。レトロな味わいのある博物館として一部には愛好者も多い。全部で130ロットが競売にかけられ、その中には、直径14メートルの太陽の模型(評価額400-500ユーロ、1500ユーロ程度の取り外し費用が別途必要)や、それよりは手頃な直径90センチメートルの月球儀(150-250ユーロ)、300桁までの円周率を彫り込んだ木製のブロック、高さ2メートルのゴリラの置物(1000-3000ユーロ)、透明プレキシガラス製の実物大人体骨格模型(500-800ユーロ)など、心を惹かれる逸品も多い。
この競売は、法人の備品等を専門とするオークションハウス「アデル・アントルプリーズ&パトリモワーヌ」が手掛ける。同社は創業が2019年末と新しく、最近では、船舶売買のBRS社が本社移転のために手放すことにした船舶模型などのオンライン競売を手掛けた。廃棄処分にするには惜しい品々の収益化をサポートする専門企業として、この先にも大きな需要があると見据えている。