夜間外出禁止措置の対象地域が拡大、全国54県全域が対象に

カステックス首相は21日、新型コロナウイルス対策で導入した夜間外出禁止措置の適用地域を拡大すると発表した。既に適用済みの9都市圏がある県の全域を対象に拡大すると共に、38県(全域)を新たに追加する。合計で54県が対象となる。これまでは人口にして2000万人弱が対象となっていたが、これで対象人口は4600万人に拡大される。
21日の1日間では、新規の感染者数は4万1622人を記録し、初めて4万人を超えた。累積感染者数も99万9043万人となり、100万人越えが目前となった。首相は、11月には極めて厳しい状況を迎えるとの見方を示し、それを緩和するための努力と協力を国民に求めると説明。このまま状況が悪化するようなら、さらに厳しい措置を導入せざるを得なくなるとも述べた。
適用地域の拡大は23日深夜に始まる。21時から6時までの夜間の外出が原則的に禁止され、レストラン等の営業も21時で終了となる。6週間の期限で導入される。対象地域は、南東地方を中心として、西はスペインとの国境に接する県まで、また北は帯状の地域となってベルギーとの国境までつながり、さらにパリ首都圏を通じてノルマンディの海岸地方までつながる地域などとなる。主要都市はボルドー(ジロンド県)を顕著な例外としてほぼすべてが対象となる。ストラスブール市があるバラン県も対象となり、同市では、毎年恒例のクリスマス市が中止となることが決まった。海外県・領土では、仏領ポリネシアのみが対象となる。
首相はまた、舞台芸術(8500万ユーロ)と映画(3000万ユーロ)の両部門向けの新たな支援措置を導入すると予告した。