リブレAの純流入額、低下傾向でもなお高め

政府系金融機関CDC(預金供託金庫)が21日に発表した集計によると、利息非課税の貯蓄口座であるリブレA及びLDDSの純預入額(引き出し分控除後)は12億8000万ユーロとなった。前年同期の10億2000万ユーロとかなり近い額となり、資金の動きが正常化しつつあることをうかがわせた。9月末時点の残高は4437億ユーロに上った。
リブレA及びLDDSには、外出制限期間中に消費のはけ口を失った家計の剰余資金が流れ込む現象が見受けられた。全面的に外出制限期間と重なった4月には73億9000万ユーロの純流入という記録的な金額に達した。その後、純流入額は減少傾向にあるものの、9月に至るまで前年同月を上回る水準で推移している。
9月は新学年の開始に当たり、何かと出費が重なる時期ではあるが、貯蓄の取り崩しは見られなかった。家計が先行き懸念を背景に貯蓄水準を維持しようとしている様子がうかがわれる。17日からは、パリ首都圏をはじめとする9都市圏で夜間外出禁止措置が施行されたが、近くその対象範囲が拡大される公算が強まっており、これも今後の消費を抑制する要因になる可能性がある。