夜間外出禁止措置が施行、映画館・劇場も対象に

パリ首都圏をはじめとする9都市圏を対象にした夜間外出禁止措置が16日深夜より施行された。毎日、21時から6時までの夜間の外出が原則的に禁止される。例外として認められるのは、就労等の必要性に伴う移動、医療を受けるための移動、高齢者介護や託児等の家族上の必要性に伴う移動、障がい者とその付き添い、裁判所・行政当局による呼び出し、当局の求めに応じて行われる公益上の任務への参加、長距離の移動に伴う通過、犬などのペットのための移動(半径1km以内)、に限られ、自己申告の証明書をその都度作成し、携行しなければならない。その書式は内務省のサイト(www.interieur.gouv.fr/Actualites/L-actu-du-Ministere/Attestations-de-deplacement-couvre-feu)から入手でき、オンライン形式を選ぶこともできる。就労等の必要性に伴う移動の場合には、雇用主が作成する証明書をあわせて携行することが必要(同じサイトからリンクを辿って入手が可能)。
バシュロ文化相は、映画館や劇場等の観客について例外規定を適用する方向で調整すると予告していたが、カステックス首相は16日までにこれを退けることを決定した。新型コロナウイルス危機で厳しい状況に直面する文化部門向けに、21時以降に終わる興行について観客の帰宅を正当な事由と認める形で、興行の継続を可能にするという趣旨だったが、特定の部門に例外を認めて各方面から要求が高まることを恐れた政府は、これに応じないことを決めた。約束した手土産を持ってゆけなかったバシュロ文化相には大きな失点となった。