インド、アフリカ自由貿易圏を視野にバリューチェーン構築を呼びかけ

インド政府は2021年1月1日に開設が予定されているアフリカ自由貿易圏(AfCFTA)を視野に、インドとアフリカ大陸との間でサプライ・バリューチェーンを構築すべく国内の民間セクターに働きかけている。インド工業連盟(CII)とインド輸出入銀行(EXIMBANK)のインド・アフリカ・パートナーシップに関する第15回セミナーが9月22日から24日までウェビナー方式で開催され、この際に今後のビジョンが提示された。ゴヤル商工相は席上、「インドの投資家はアフリカ自由貿易圏により創設される共通市場にアクセスし、インドとアフリカの間にサプライチェーンを築くことによって、アフリカで収益を得ることができるだろう」と述べ、繊維、農業・食品、医薬品、自動車、デジタルなどの部門におけるバリューチェーンを構築することで貿易関係を強化できるとの見通しを示した。
アフリカ開発銀行(AfDB)によると、インドは過去20年間にアフリカに総額540億ドルを投資し、外国投資家として第5位につける。インドの公式統計によると、両者間貿易は2010-2011年の577億ドルから2019-2020年の667億ドルへと伸び、2025年には1000億ドルに達すると予想される。
インドは伝統的に在外インド人が多く居住する東南部アフリカとの関係が深いが、近年では仏語圏アフリカとの関係強化も目指しており、2019年夏にはラーム・ナート・コーヴィンド大統領がベナン、ガンビア、ギニアの西アフリカ3カ国を歴訪した。
La Tribune Afrique 2020年9月24日