パリ郊外で警察署の襲撃事件:警察への暴力事件の発生相次ぐ

パリ郊外シャンピニーシュルマルヌ市(バルドマルヌ県)の警察署を狙った襲撃事件が10日夜に発生した。40人程度の暴徒が集まり、花火を砲火に用いて警察署が入居する建物を攻撃した。窓ガラスや付近に駐車の車両が破壊されるなどの被害が発生したが、負傷者はなかった。
警察官の証言によると、警察署前で喫煙をしていた警察官らに十数人の暴徒が近づき、攻撃を企てた。角材を持っている者もいた。警察官らは署内に逃げ込み、扉を閉めることに成功。扉は装甲仕様になっており、暴徒の侵入を防ぐことができた。暴徒らは花火などを応用した火器や発射体を用いて建物を攻撃した後、逃走した。
パリ首都圏のバルドワーズ県内では、この3日前に張り込み中の警察官が襲撃され、2人が重傷を負う事件が発生したばかりで、警察官の間で動揺が広がっていた。今回の事件が3日前の事件と直接の関係があるかどうかは不明だが、郊外の一部地区で警察に対する暴力的な行動が増えていることを反映した事件として捉えられている。
ダルマナン内相は11日に現地を訪問し、「麻薬対策を進める意志を少しも挫くものではない」と言明し、犯人特定に向けて全力を尽くすと約束した。内相は13日に警官労組の代表らと会談を予定しており、警察官側はこの機会に政府が力強い対策を提示することに期待している。