新たに4都市が新型コロナの「最大警戒地区」に

ベラン保健相は8日、新型コロナウイルスの感染状況に関する週単位の見直し結果を発表したリール、リヨン、グルノーブル、サンテティエンヌの4都市が「最大警戒地区」に追加された。10日朝より制限措置が導入される。
「最大警戒地区」にはこれまでに、マルセイユ・エクサンプロバンス、パリ及び隣接する3県、グアドループ海外県が指定されている。バーの営業は終日禁止され、レストランは追加の衛生措置導入を条件に営業が認められる(22時まで)。「最大警戒地区」は、10万人当たりの新規感染者数が250超、65才超の10万人当たりの新規感染者数が100人超、集中治療室の稼働率が30%以上という3つの基準に基づいて設定されるが、新規に指定の4都市ではいずれもこれらの基準を突破した。これ以外に、それより1段下の「強化警戒地区」には、ルーアン、レンヌ、ディジョン、クレルモンフェラン、ボルドー、ニース、トゥールーズ、モンペリエが指定。うちクレルモンフェランとディジョンは新たに追加され、トゥールーズとモンペリエは「最大警戒地区」への指定替えが検討されている。半面、最大警戒地区のモンペリエ・エクサンプロバンスと、強化警戒地区のニース、ボルドー、レンヌでは、対策が功を奏して状況が好転しつつあるが、ベラン保健相は制限緩和については慎重な見方を示した。逆に、パリとその近郊では状況の悪化が続いている。公的機関のサンテ・ピュブリック・フランスによると、人口10万人当たりの新規感染者数は306と大きく、集中治療室の稼働率はパリ首都圏で40%を超えており、50%に迫る勢いとなっている。パリ首都圏では、緊急性の低い手術を延期するなどの措置を発動し、患者の増加に備えている。