季節インフルの予防接種キャンペーン、13日に開始へ

季節インフルの予防接種キャンペーンが13日に始まる。今年は、新型コロナウイルス危機を受けて、症状がよく似た季節インフルの感染者と区別ができず、医療機関に患者が集中する危険を回避する目的で、積極的に予防接種を受けるよう呼びかけがなされている。ただ、需要増の場合に供給が追い付くか懸念も高まっている。
ハイリスクグループは季節インフルと新型コロナのいずれも共通であり、今年も、感染の場合にリスクが高い層の人々には、無料で予防接種が提供される。65才超の高齢者、慢性病患者、妊婦など1580万人が対象になる。また、医療部門の自由業者31万人にも、予防接種を受けるよう勧告がなされている。なお、フランスでは、季節インフルの予防接種率は人口の46.8%と低く、医療関係者に限ると35%とさらに低い(2019年実績)。
季節インフルの感染者は年間200万人から800万人で、年間の死亡者数は8000人から1万4000人となっている(過去3年間の実績)。ピーク時には入院者数が増加し、開業医にも患者が集中する。今年に予防接種を受ける人が実際にどの程度になるかはわからないが、上記のハイリスクグループと医療関係者が大挙して予防接種を受けた場合には、需給がひっ迫することが考えられる。薬学アカデミーは5日、予防接種は優先順位が高い人に提供すべきだとする勧告を公表している。