10-12月期の経済成長率、0%に減速へ=INSEE

INSEEは6日、10-12月期の経済成長率(前の期比)を0%とする予測を公表した。1%のプラス成長を見込んだ前回予測を下方修正した。前年同期比での成長率はマイナス5%と低めの水準に留まる。
新型コロナウイルス危機に伴う外出制限を経て、4-6月期には記録的なマイナス成長が記録されたが、7-9月期にはその反動で大幅な成長を記録していた。続く10-12月期の推移が注目されているが、INSEEは、サービス部門のうち特に状況が厳しい業種(宿泊・外食、輸送、娯楽・レジャー)の事業が6月の水準まで後退すると指摘。投資も10-12月期を通じて前の期並みの水準に留まると予想し、景気回復は全体として小休止するとの見方を示した。
状況は部門ごとに大きなばらつきがある。2018年の国の付加価値の9%を占める4部門(航空宇宙1%、輸送4%、宿泊・外食3%、文化・スポーツ1%)が、現時点での国の経済活動の後退分の実に半分を占めている。これらの部門は、通常の活動水準より15%低い水準で推移している。
INSEEは、年末時点の失業率を9.7%と予想。これは、2020年に84万人程度の雇用喪失(うち73万人弱が給与所得者)が生じることを意味する。INSEEは、2020年通年の経済成長率については、マイナス9%とする従来予測を維持した。内需が7%減を、企業設投が10%減をそれぞれ記録する見込み。