上院選:保守・中道勢力が過半数を維持

上院選挙の投開票が27日に行われた。上院で過半数を有する野党の保守・中道勢力が予想通り強みを見せて、議席数を増やすことに成功した。
上院選挙は、地方議員(主に市町村長)を有権者とする間接選挙制で行われる。任期は6年だが、3年ごとに半数を改選する形で行われる。間接選挙のため、地方において強い地盤を有する政党に有利に働き、これまでにもほとんどの期間、保守・中道勢力が過半数の確保を続けている。全議席数は348で、今回は172議席が改選された(外国居住民の代表となる6人の選出は1年後に延期)。
 改選される議席のうち、共和党は76議席を、中道UCは24議席をそれぞれ確保していたが、選挙では改選前を上回る数の議席を獲得することが確実になった(28日朝時点で最終開票結果は出揃っていない)。共和党のラルシェ議長は選挙結果を歓迎し、議長職の再選を目指す考えを確認した。これに対して、社会党系の院内会派は6議席を失ったものの、合計で65議席(全議席数)を保ち、違憲審査を請求できる勢力(60議席)を確保した。マクロン大統領のLREMは、改選前10議席に対して改選後は7議席となり、3議席後退したが、議員総数は20となり、一応の面目を保った。出馬した閣僚2人はいずれも当選した。環境派政党EELVは、今回の改選で6議席を獲得。改選対象の議席ではこれまでゼロであり、躍進を果たした。前回選挙で当選した5人の議員を合わせて、総勢で11人となり、院内会派の形成に必要な10人の議員を確保することに成功した。極右RNのラビエ議員はブーシュデュローヌ県の選挙区で再選を果たし、同党唯一の上院議員ポストを維持した。