自転車修理のCyclofix、500万ユーロを調達

自転車修理サービスを斡旋するプラットフォームを運営するベンチャー企業Cyclofixは21日、500万ユーロの資金調達を完了したと発表した。同社を2017年から支援しているアクセラレーターのVia ID(自動車修理のNarautoなどを展開するMobivia社の傘下)に加えて、スポーツ用品販売大手のデカトロンが新たに株主に加わった。
自転車の利用は、新型コロナウイルス危機を契機に大きく伸びている。都市部で専用レーンの整備が急速に進み、政府が自転車修理に50ユーロの奨励金を支給していることも、利用増加に弾みをつけている。Cyclofixによると、外出制限の解除以来で、自転車の修理需要はそれ以前と比べて10倍に伸びている。同社はこれを追い風に、国内外での事業の成長を狙う方針で、今回の資金調達に踏み切った。
Cyclofixは現在、国内の10程度の主要都市(パリ、リヨン、ボルドー、ストラスブールなど)で事業を展開しているが、今後はより規模の小さい都市にもカバーを広げる。外国進出も目指す。また、自転車の販売で最大手のデカトロンを株主に迎えて、デカトロン経由での集客も狙う。同社はまた、電動キックスケーターの修理サービスも既に開始している。電動キックスケーターの販売台数は2019年に47万8000台に上り、電動アシスト自転車の販売を上回っており、Cyclofixでは、幅広く新モビリティをカバーできる体制を整えることを目指している。