エアバスのフォーリCEOにインタビュー:水素燃料旅客機の開発計画を語る

エアバスのフォーリCEOは21日付のルパリジャン紙とのインタビューに答えて、水素燃料旅客機の開発計画について説明した。2035年の就航を目指すと再確認した。
CEOはこの中で、2035年にゼロエミッション航空機を実現するという目標は、数年前から実現に向けて取り組んでいたものだと強調し、実現の可能性は今では高いと説明した。具体的には、あと5年間で技術を選定・完成させて、それから2年間をかけてサプライヤー等を選定し、2028年から建造に着手するとの日程を示し、2035年に水素燃料旅客機を実現する初の航空機メーカーになるとの野心を示した。
CEOは、この種の開発には数百億ユーロ規模の予算が必要だと指摘。それに加えて、水素を旅客機の燃料として用いるための法令の枠組みの整備、水素燃料を供給するインフラの整備、グリーン水素が大量に入手可能であることなどが必要になるとも説明した。コンセプトについては、200席・航続距離3500kmの双発機、100席で航続距離がより短いプロペラ機、そして、より斬新な「空飛ぶ翼」型のデザインの旅客機(200席)の3種が検討中だとした。水素は液体でタンク内に貯蔵され、直接に燃料としてエンジンで消費するか、燃料電池で電力を得るか、2種類の駆動方式が考えられる。