「黄色蛍光ベスト」の抗議行動、下火に

「黄色蛍光ベスト」の抗議行動が12日、全国で行われた。新型コロナウイルス危機を経て、かなり間を置いての抗議行動となった。参加者数は全国合計で8500人(うちパリでは2500人)程度と、最盛期の2018年12月の30万人弱と比べて下火になった。
ただし、治安部隊との間の緊張は高く、全国では287人が逮捕され、うちパリでの逮捕者は275人に上った。パリでは当局が、シャンゼリゼ地区など「黄色蛍光ベスト」派が好んで抗議行動を行った地区での集合を禁止する措置を取ったが、「ブラックブロック」などと呼ばれる過激派がシャンゼリゼ方面に進もうとして警官隊と小競り合いになる場面も見られた。
「黄色蛍光ベスト」派への国民の支持も後退しており、最近の世論調査によると、運動を支持すると答えた人は10%で、最盛期の2018年12月の19%から後退している。支持者の分布は、政治的には極端主義への偏りがみられ、前回の大統領選挙の第1回投票で極右のマリーヌ・ルペン候補に投票した人は全体の19%を、左翼のメランション候補に投票した人は全体の15%をそれぞれ占めている。