新型コロナウイルスの感染拡大、28県が「赤」分類に

新型コロナウイルスの感染再拡大が目立っている。警戒域である人口10万人当たりの1日の新規感染者数が50を超えた県は19にまで増え、陽性率(検査件数に占める陽性者の割合)は、6日までの7日間で4.9%となり、4日前の4.3%から上昇した。当局機関のサンテ・ピュブリック・フランスは、ウイルス感染が指数関数的に増加していることに懸念を表明。複数の基準により決める感染水準の分類で「赤」となった県は、7増えて28に達した。感染者数は毎週30%の増加を記録しており、入院数も15%増を記録している。この調子で進むと、12月には複数の地域圏が厳しい状況に陥る恐れがあるという。
その一方で、活動の平常化を目指す動きも進められている。感染が目立つマルセイユ市を含むブッシュデュローヌ県は、全県で10日前に導入したバー・レストランなどの23時閉店の義務を緩和し、0時30分までの営業を認めることを決定。ベラン保健相は、自主隔離の場合の14日間という期間を短縮する方向で調整を進める意向を表明。専門家委員会に答申のとりまとめを依頼したことを明らかにした。
医療関係者らは、足元の感染拡大について、8月中に感染予防の取り組みが緩んだことが原因とみている。病院が再び飽和状態に陥ることを懸念する声もある。主要都市の多くは、マスク着用を全域対象で導入している。