Smartpush、150万ユーロを調達

銀行の顧客データを商業目的に活用するプラットフォームを運営するベンチャー企業Smartpushがこのほど、150万ユーロの資金調達を完了した。投資ファンドのTruffle Capitalとレジオン・シュド・アンベスティスマン(南仏プロバンス・アルプ・コートダジュール地域圏などが設立した投資ファンド)が出資した。同時に、BPIフランス(公的投資銀行)が60万ユーロの資金協力を行った。
Smartpushは2018年の設立。第2次欧州決済サービス指令(PSD2)が、銀行のデータの帰属先を銀行ではなく顧客と定めたことをビジネスチャンスと見定め、銀行が顧客データを収益化できるプラットフォームを構築し、サービスの提供を開始した。具体的には、第3者として顧客からデータを預かり、銀行と商店などの間を仲介するプラットフォームを運営。銀行データを利用した顧客へのターゲティング広告を手配する。Smartpushは、銀行側と商店の両方から手数料を得て事業を展開しており、2019年には30万ユーロの収入を達成。2020年には65万ユーロの達成を目指している。銀行顧客からのデータ利用の承認獲得では打率3割といい、受容度は低くない。銀行側にとっては、決済手数料を補完する収入を得られるという利点がある。