シャルリー・エブド襲撃事件などの裁判、2日に開始

2015年に発生したシャルリー・エブド紙襲撃事件などの裁判が2日、パリ重罪院で始まる。49日間の予定で、14人の被告人がテロ共犯などの容疑を問われる。判決は11月10日に下される予定。
シャルリー・エブド紙編集部の襲撃事件は2015年1月7日に発生した。イスラム教預言者ムハンマドの戯画を掲載した同誌のパリ市内の編集部がクアシ兄弟により襲撃され、編集幹部ら11人が射殺された。兄弟は逃走中に警察官1名を殺害。パリ郊外の印刷所に立てこもり後に警官隊により射殺された。これに続いて、兄弟と関係があったクリバリがパリ郊外モンルージュ市内で市営警察の警察官1名を射殺。クリバリは続いて1月9日にパリ市内のユダヤ食品店に押し入り、4人を殺害した上、立てこもり後に警官隊により射殺された。
これらの事件は、イスラム過激派によるテロ事件の脅威を印象付け、大きな衝撃を与えた。5年にわたる捜査を経て、死亡した実行犯らに様々な度合いで協力した疑いで14人が起訴され、今回の公判開始に至った。被告人のうち3人は欠席で、これらの者は紛争地帯ですでに死亡したものとみられている。裁判には、被害者や、死亡者の遺族など200人余りが原告として加わっており、事件の特殊性に鑑みて、死亡者の遺族による証言が本件審理に先立って行われる。144人の証人と14人の鑑定人が召喚されており、大規模な裁判となる。これも異例だが、裁判の模様は動画で収録される。