パリ市と隣接3県でマスク着用が義務化、28日に施行

カステックス首相は27日に開いた記者会見で、パリ市内の全域を対象に、街路等の公共の空間におけるマスク着用を義務付けることを明らかにした。28日の8時より施行される。閉鎖型の自家用車内を除いて全員が着用義務の対象となる。自転車、スクーター・オートバイ、電動キックスケーター等の運転中に加えて、ジョギング中も着用が義務付けられる(ただしパリ市は28日朝に、ジョガーや自転車運転者などに対する着用義務を免除すると発表しており、状況は流動的)。パリ市内に加えて、パリに隣接する3県(オードセーヌ、バルドマルヌ、セーヌ・サンドニ)も対象となる。
全市対象のマスク着用義務は、一足先にやはり感染拡大が目立つマルセイユ市全域で導入された。マルセイユを県庁所在地とするブーシュデュローヌ県では、全域で23時以降のバー・レストラン等の開店が禁止された。人口10万人当たりの新規感染者数が、パリでは103、ブーシュデュローヌ県では140と、目安となる50(全国平均は現在39で、1ヵ月間で4倍に増加)をはるかに超えているため、政府は規制を強化することにした。政府はまた、新たに19県を感染レベル「赤」分類に切り替えた。パリ首都圏の全県とロワレ県、サルト県、ジロンド県(ボルドー)、ローヌ県(リヨン)、オートガロンヌ県(トゥールーズ)、アルプマリティム県からエロー県までの地中海沿岸の諸県とボークリューズ県、そして海外県のマルティニークとグアドループが赤分類であり、このほか、仏領ギアナとマヨットでは医療非常事態宣言の発令が継続されている。