パリ首都圏、鉄道駅への無料「図書箱」設置を本格化

パリ首都圏(イルドフランス地域圏)は仏国鉄SNCFの協力を受けて、9月の新学期から、個人が持ち込んだ書籍を読みたい人が借りる無料「図書箱」をパリ首都圏内の100鉄道駅に設置することを決定した。フランスでは、1990年代末からこうした無料「図書箱」の設置が普及しつつある。「図書箱」を鉄道駅に設置することで、読書する人の増加を狙っている。パリ首都圏は2018年から、首都圏の15鉄道駅で「図書箱」設置を試験的に実施している。ただし、そのうちの一つであるイブリーヌ県ボニエール・シュル・セーヌ駅の「図書箱」を管理する地方図書館の責任者は、利用者はすでに本を読んでいる人達で、読書する人を増やすという効果はあまり期待できないとの見方を示した。これに対して、「図書箱」設置活動に取り組んでいる中古本再利用活動団体Rcyclivreは、鉄道駅にピアノが設置されることの効果を引用しながら、「図書箱」の設置は読書への関心を喚起するの役立つと肯定的に評価する。Recyclivreによれば、全国に6500の「図書箱」が展開されている。