「裸マスク」のヌーディスト・キャンプ

新型コロナウイルス禍の昨今、ルモンド紙は18日付で、ヌーディストの保養地として知られるビエルサンジロン市(ランド県)のキャンプ場「アルナウチョ(Arnaoutchot)」の取材記事を掲載した。ヌーディストはフランスではナチュリスト(「自然派」の意)と呼ばれ、フランス人の実践者は210万人を数える。外国人でフランスにて実践する人は260万人に上り、専用施設も350を数え、フランスは世界でも最大の受け入れ国であるという。
アルナウチョは45ヘクタールの松林に整備されたキャンプ場で、今年は7月こそわずかな後退を記録したものの、この8月は3000人が滞在し、ほぼ満員の盛況となっている。外国人客はやはり減ったが、その分を国内客が補い、根強い人気を見せた。マスク着用義務が当地でも適用され、憲兵隊員が定期的にキャンプを訪問してその徹底を図っているが、意外と言うべきか、ヌーディストの間ではマスク着用に対する抵抗はほとんどない。裸自転車でキャンプ場内のスーパーに買い物に来たアンドレさん(49)は、「我々は規則や衛生基準はきちんと守る。それが一つや二つ増えたところでなんともない」と、裸にマスクとヘルメットといういでたちで説明した。意識が高い人が多いだけに、規則を守るのは当然という空気が浸透しているらしい。