フランスでコロナ感染拡大が加速、英国は入国者に自主隔離を義務付け

英国政府は13日、新たに、フランス、オランダ、モナコ、マルタからの入国(帰国含む)を対象に、14日間の自主隔離を義務付けると発表した。15日午前4時(グリニッジ標準時)以降の入国に適用した。新型コロナウイルスの感染拡大を理由として、対象国を広げることを決めた。これまでは、スペイン(6月26日より)とベルギー(8月8日より)が同じ措置の適用を受けていた。14日には、フランスで休暇を過ごしていた英国人が、隔離の適用を逃れようと駆け込みで帰国の途につき、時ならぬ混雑が生じた。フランス政府はこの決定を受けて、相互主義に基づいて、英国からの入国者に同様の措置を適用すると予告した。
フランスにおける新型コロナウイルスの感染拡大が加速しているのは事実で、13日発表によると、直近24時間に確認された感染者数は2669人を数えた。入院者数も増加傾向を示している。人口10万人当たりの新規感染者数は、3-9日の1週間で16.8となり、前週の11.9を大きく上回った。この数字は、全体の3分の1近くの県にて、警戒域である10を超える水準で推移している。特に、ブーシュデュローヌ県(中心都市:マルセイユ)では47と、前週から2倍近く上昇。パリでも46.2(パリ首都圏の空港での検査で確認された人は、住所指定がない限り便宜上パリ市の数字に算入されているが、これはそれを除いた数字)と高くなっている。パリ市を含む主要都市では、街路におけるマスク着用を義務付けるところが増えている。いずれも一定の地区を指定しての導入で、現時点では啓蒙と報知を優先しているが、近いうちに違反者への罰金処分の適用が開始されることになる。