極右RN、候補選定委員会から有力者が除外に

極右政党RN(旧FN)で候補選定委員会の人事異動が行われていたことが報じられた。マリーヌ・ルペン党首による反対派外しの人事とみられている。
候補選定委員会は、各種の選挙において擁立する後任候補の人選を検討する機関で、戦略的な重要性を帯びている。報道によると、欧州議員のコラール氏とラポルト氏、サントル・バルドロワール地域圏議会議員のパリス氏、ベイ元幹事長、ブルゴーニュ・フランシュコンテ地域圏議会議員のボーリュー氏、マルセイユ市7区の区長を務めたダンジオ氏の6人が委員職を解かれた。
この中でも、ニコラ・ベイ元幹事長は、キリスト教のアイデンティティを重視する党内保守派に属し、党を離れたマリオン・マレシャル元下院議員(マリーヌ・ルペン党首の姪)と方向性が近いとみなされている。マリーヌ・ルペン党首は、マレシャル氏が復帰し、主導権を握られることを特に警戒しており、危険そうな人材の影響力をそぐために、今回の人事に踏み切ったと考えられる。党内では、マリーヌ・ルペン党首も市議を務めるエナン・ボーモン市の関係者(ブリオワ市長、ビルド助役兼下院議員など)が幅を利かせているといい、反対派のパージを繰り返してきた党の従来のあり方が変わっていないことを印象付けている。