認知症患者を受け入れる新施設、南仏ダックス市に整備

ルフィガロ紙は4日付で、認知症の患者を受け入れるユニークな新施設について報じた。小さな村を模した開放型の施設を整備し、患者には通常の生活に近い形で過ごしてもらうことになる。
この施設「ビラージュ・ランデ」は、ランド県ダックス市のはずれに整備された。地元のランド県が各方面の協力を得て、全5ヘクタールの用地内に整備。同県の特徴的な松林の中に整備され、店舗やカフェなどを模した建物が集まる中心街と、それを囲むようにして4地区を作り、住宅を整備した。一つの住宅は300平方メートルで、それぞれに7-8人が入居。住宅には「主人」がいて、入居者のお目付け役を果たすが、起床時間や消灯時間といった規則は設けず、基本的に自由に生活してもらう。治療を兼ねて「買い物」などのタスクを適宜設定し、「中心街」の店舗などがそのために利用される。主体的な生活を送ることにより、病状に良好な影響を及ぼす効果が期待できるという。
入居費用は通常の高齢者施設(EHPAD)と変わらず、月額1900ユーロ(低所得者の場合は223ユーロから)に設定されている。新しい治療法を導入する試験的な施設として整備され、入居が開始されたばかりだが、将来的には120人を受け入れる計画。