この夏の観光シーズン、低調な推移に

この夏の観光シーズンは、新型コロナウイルス危機の影響で低調に推移している。外国旅行の機会を失った国民の国内旅行により、外国人観光客がいなくなった分がある程度補填されてはいるが、国内客は購買力で外国人観光客には及ばず、全体として観光業界が被っている打撃は大きい。
調査会社MKGが7月23日時点で発表した集計によると、ホテルの客室稼働率は7月に54%(パリ首都圏除く)に留まった。業界関係者の証言によると、7月の客足は前年同月比で15%減、8月には10%減となっており、状況には改善傾向が見られる。ただし、国内客は、通常の宿泊施設よりも、仲介プラットフォームを利用した宿泊場所の確保を優先する傾向にあるといい、大手のAirbnbの場合、6月15日から7月15日までの1ヵ月間に、国内客の宿泊日数は70%の大幅増を記録。仲介プラットフォームの一人勝ちの様相を呈しているという。
国内の休暇先としては、ブルターニュ地方と大西洋岸が特に人気があり、地中海岸は振るわないという。地中海岸のリゾート地は、主力の外国人観光客が減少した影響を受けている。コルシカ島も客足が前年比で50%の大幅減を記録している。