新型コロナウイルスの感染拡大、マスク着用の義務付けが強化に

フランスでも新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にある。新たな感染者の確認数は、6月中旬に増加に転じており、7月下旬には増加傾向が加速している。7月27日から31日までの5日間では、確認数が5970人となり、1日平均では1000人を超えた。人口10万人当たりの新規感染者数(1週間)で示す感染率は10を超える勢いで、過去3週間で実に78%の上昇を記録した。感染が特に目立つマイエンヌ県では、感染率は143に達している。
感染者数の増加は、検査を幅広に行うようになったこととも関係がある。検査数の増加に伴い、無症状の感染者も目立ってきた。検査を受けた人に占める無症状者の割合はこの数週間で65%程度で推移しているが、陽性者に占める無症状者の割合は50-55%で推移している。これは、20-29才と若い層の感染率が、全体と比べて2倍高いという状況とも関係があり、症状が出にくい若い世代の感染者から、リスクの高い人々へ感染が拡大するリスクも懸念されている。
感染再拡大の兆候を受けて、政府は7月31日に、県知事に対して、マスク着用義務の強化を決める権限を付与すると発表。これを待たずに、ノール県知事は、リール市内の数ヵ所の地区について、屋外の公共の場所でマスク着用を義務付けることを決定。この措置は8月3日深夜からに施行される。同様の措置は、感染が特に目立つマイエンヌ県内の69市を含み、一部地区での導入が本日から始まる。