環境派と社会党の市長ら20人余りが会合、大統領選挙出馬に野心を抱く者も

先の統一市町村選挙において躍進を果たした環境派の市長らが21日、トゥール市で会合を開いた。環境市政の情報交換を行うネットワークを立ち上げるとの目的を掲げたが、今後の選挙に向けた意欲も垣間見える集会となった。
トゥール市では、環境政党EELVのドニ市長が政権交代を実現して就任した。社会党など左派政党の協力を得ての勝利だった。今回の会合には、環境派の市長のほかに、環境派の協力を得て当選した社会党の市長も出席。合計で20人程度が参加した。中でも、パリ市のイダルゴ市長(社会党)と、グルノーブル市のピオル市長(EELV)は、ともにパリから高速鉄道(TGV)に乗ってトゥールに向かい、車中で記者団の取材に応じた。グルノーブルのピオル市長は、改選前は大都市で唯一の環境派市長であり、今回の選挙でも大差で再選を果たした。パリのイダルゴ市長とは、選挙キャンペーンなどで同席する機会が多く、今回の会合についても、両者が2022年の大統領選挙における共闘に乗り出したことを示すものだとする見方がある。イダルゴ市長は、「2022年の選挙における候補者ではない」と述べて、野心を一応は否定しているが、ピオル市長の方は、EELVのリーダーであるジャド欧州議員の向こうを張って大統領選への出馬に意欲を見せているという。